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リハビリテーション実践
Task 手首の随意性を高める
Problem
・健側手で作業をしようとすると、麻痺手の筋緊張が高まり、屈曲の状態が続き作業ができない。
場面例:鞄のファスナーの開閉の際、麻痺側手で端を抑えて(摑んで〉、健側手でジッパーをスライド
させる動作が円滑にできない。
Task 足首の自在性を高める
・麻痺側脚に体重が移った場合、バランスをとりにくく、転倒しそうになる場面が頻発する。
場面例:歩行時の麻痺側への体重のかかり方(内側、外側)が一定せず不安定状態で、
麻痺側が前に出にくい。
電車やバスに乗車中、揺れて麻痺側に体重がのる場合、バランスを崩しやすい。
Task 肩~肘の動作の円滑性を高める
・物を掴もうと手を前に伸ばすと肘が曲がってしまい、うまく伸ばすことができない
場面例:エレベーターのボタンを押す時に肘を伸ばして円滑に押すことができない
健側手でコップを持ちながら、もう一方の麻痺側手で、テーブルの前にある
布巾を取ることができない
(円滑に動かせず、苛立ちが募るので、健側手に頼ってしまう)
Task 肩甲帯の安定性を高める
・麻痺手を伸ばそうとした際に肩や肘、指に力が入り、腕を思うように動かすことができない。
場面例:歩行時に腕を振る際、強張ってしまい円滑に腕がふれない。
・肩甲帯の安定性が乏しく、麻痺側を下に横向きによこたわる際、腕で安定して身体を支えることが
できない。
場面例:横向きで寝そべってTVを見ている際、注目場面を凝視するために、上体を麻痺側で支えて
もたげようとするが安定させられない
Task 肩甲骨の自在性を高める
・腕を前方に伸ばそうとすると、肩が前に出てしまって(巻き肩の様な状態)、肘が曲がってしまい、
思うように伸ばせない
場面例:麻痺側の手で少し遠くの杖を掴もうと腕を伸ばす時に上手く伸ばせない
見た目の姿勢が悪いので肩甲骨の位置を整えて、良くしたい
Task 骨盤の動きを高める
・立ち上がりの時に、足に体重が上手くのらない。常に手足に力が入ってしまいやすい
場面例:立ち上がりの時、無意識のうちに麻痺側の筋緊張が高まり、非麻痺側の手足にも力が
入りすぎる
立ち上がりの時、上手く足に体重が乗り切らず、スムーズに立ち上がれない。
低い椅子から立ち上がることが難しい。
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