top of page
一般社団法人
協創リハビリテーションを考える会
Task
手首の随意性を高める
Problem
健側手で作業をしようとすると、麻痺側手の筋緊張が高まり、屈曲の状態が続き思うように作業ができない。
例:鞄のファスナーの開閉、麻痺側手で円滑に方端を掴めない
麻痺側手で方端を抑えて(摑んで)、健側手でジッパーを円滑にスライドさせたい。
Practice
左右の手指を組んだまま、手のひらの底部(手根部)を着けたり
離したりの運動を繰り返します。
(掌開閉 Palm-touch & release と呼んでいます)
【目的】
・「モノ」を握り・離す動きに必要となる手首※1 と手指※2 の分離運動を
促すことを目的としています。
※1 手関節背屈:手首を反らす動き)
※2 母指橈側外転:親指を開く、母指対立:母指と他指を近づける
【具体的実践】
・手関節屈筋、手指屈筋群が短縮している(リスクの高まる)人が、この運動を繰り返すことで手関節、手指に
過度な力を入れず、 健側手と麻痺側手を合わせた際に手関節背屈位、母指橈側外転、対立位※2が促され、
手関節屈筋群(長掌筋、橈側手根屈筋、尺側手根筋 等)、手指屈筋群(深指屈筋、浅指屈筋、長母指屈筋 等)が
ストレッチされます。
・ポイントとしては、手を合わせた際に音が鳴るように手根部をリズミカルに動かすことになります。
・回数は当事者の状態に応じて連続10回か~30回を目安とし、目標をセラピストと共有し実践していきましょう。
OT:小川
bottom of page