後藤

JUNE. 22, 2020

脳卒中片麻痺患者歩行障害に対する歩行機能再建にむけて リハビリテーション技術の開発が進められています。 ​ ​ このような技術の開発とその技術のリハビリ現場への 導入・普及によって患者のQOL向上がもたらされることに 大きな期待が寄せられています。 ​ ​ ​ 脳卒中片麻痺患者歩行障害に対する経皮的脊髄電気刺激による歩行機能再建 (Functional Assistive Stimulation walk: FAST walk) ​  脳卒中により一側上下肢の麻痺が生じます。足の麻痺により歩行障害が生じます。 従来の電気刺激による治療では、個別の神経を刺激して特定の関節運動だけを補助するので、その適応は主に足関節の運動に限られており、多関節の歩行運動パターンの再現は困難でした。また歩行不能例へのトレッドミル訓練、ロボット歩行においては、振出しのタイミングなどは、機械によって行われるので、自分で動かす随意運動の機能回復効果は少ないのが現状です。 ​  歩行運動は脊髄の反射を利用して行われています。お腹と背中にはった電極から特殊な刺激を行うことにより歩行と同様な下肢の筋肉の活動を促すことができます。装具によって足を補助した状況で、この経皮的脊髄電気刺激を歩行のタイミングに合わせて行うことにより、歩行に必要な筋肉の活動を促し、歩行能力の改善が見込まれます。刺激を入れるタイミングは患者さん自身の筋肉の活動に合わせて行いますので、歩行時の必要な時にだけ刺激が行われます。この研究では、この経皮的脊髄刺激の脳卒中片麻痺患者さんの歩行障害に対する効果を検討します ​ ★研究の対象となる方  脳卒中発症後半年以上経過した片麻痺による歩行障害が残存された方。訓練はトレッドミル歩行を用いて行いますので、トレッドミル歩行が可能な方を対象とし、順天堂大学医学部附属順天堂医院リハビリテーション科のリハビリテーション専門医の診察により本治療の適応ありと判断された方が対象になっています。 ​

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 詳しくは順天堂大学医学部附属順天堂医院リハビリテーション科にお問合せ願います。 ​ https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/rehabilitation/activity/research/forefront_reha03.html

脳卒中片麻痺患者の歩行障害に対するリハビリ技術の開発に期待(順天大)