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動作を考える上での基本概念
運動麻痺を生じると、どうしても、動かない部位にのみ目が行きがちです。
これは当然なことで、麻痺をした筋肉、そしてその筋肉を支配している神経を繰り返し刺激することで麻痺が回復する可能性は高くなります。
しかし、そもそも人間が普段何気なく手を動かしたり足を動かしたりするときには、目的の動きの前段階として、『姿勢調整』というものが無意識化で生じています。
この姿勢調整を理解することで、療法士から「体幹を鍛えましょう」と言われている意味も理解できると思いますので、押さえておきましょう。
 
 
●『姿勢調整』という考え方
安静立位の状態から一側上肢をできるだけ速く水平位前方へ挙上した際に,主動作筋である三角筋よりも先行的に,同側の大腿二頭筋と対側の脊柱起立筋に筋放電が出現する(Balen’kiら,1967)
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