10/15(土)に地域リハビリテーション人材育成研修に参加してきました。
この研修は、リハビリテーションの理念を踏まえて介護予防事業を推進するために、理学療法士会、作業療法士会、言語聴覚士会の三士会(都・県士会)が実施主体となりリハビリテーションの専門職等を対象にして開催される研修です。
高齢者が住み慣れた地域においてそれ ぞれの状態に応じた質の高い生活期のリハビリテーションを提供される体制整備に資する人材の養成を目的と しています。
研修内容としては、講義とグループワークがありました。
講義では、「地域包括ケアシステム」「介護予防」「地域づくり」「フレイル」「地域ケア会議」についてリハ職に求められることをお話頂きました。
グループワークでは、仮の事例に対してICF分析を事前課題として個々で行い、その内容を共有し、事例の課題を解決するためのディスカッションが行われました。
また、地域ケア会議の模擬演習も最後に行いました。
本研修の講義で印象的だったのが、地域のリハビリテーションに求めることとして、地域包括ケアセンターやケアマネージャーさんなどは「機能訓練重視」からその人らしさを支援するために「活動」「参加」に重きを置いているという点でした。
フレイルは身体的フレイルに目が行きがちですが、孤立や交流の希薄さによる社会的フレイルの問題も近年非常に重要視されています。
こういった流れも受け、数年前に比べ「活動」「参加」への意識が他専門職にも拡がっているような印象を受けました。
今回の研修では、改めて地域にある資源を細かくして知っておく必要があることを再認識しました。
介護保険サービスなどの導入が難しい症例などの場合、いかにしてその人を支援していくかが求められます。
私が参加した研修は東京都の研修でしたが、東京都の中でも自治体によって、資源が様々あることも知ることが出来ました。
当協会も昨年「お役立ちガイド」を出版しましたが、このような資源を知る機会が療法士にも求められると思います。
改めて自分が働く職場の地域について理解を深め、地域リハビリテーションに従事していきたいと思いました。
事務局 中嶋
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